お役立ち情報
脂質異常症(第10章)

トップ > 脂質異常症 > 第10章 お役立ち情報

特定健康診断で脂質異常症を早期発見、その内容とは?

×
国産食材使用 ミールタイム 私のおせち

[広告]
×
国産食材使用 ミールタイム 私のおせち
[広告]

脂質異常症 (10章-1) 脂質異常症を詳しく知るときに役立つWebサイト

最近は病気に関するWebサイトが数多くあります。脂質異常症も例外ではありません。
気になったら、Webサイトの情報を活用するのも一案です。
ここでは、脂質異常症について解説する主要なWebサイトを紹介します。

Webサイトを確認しよう

 脂質異常症は自覚症状がなく、知らないうちに進行する病気です。健診や医療機関を受診したとき、その兆候が見られたり医師から指摘されたりしたら、早期に対策を講じることが大切です。生活習慣を改善するのはもとより、進行状況によっては医師の診断のもとで治療を始めることも必要でしょう。そのためには自身で正しい知識を身につけておくことも大切。そこでここでは、脂質異常症について学べる、役立つWebサイトを紹介します。

一般社団法人日本動脈硬化学会
 http://www.j-athero.org/index.html
 動脈硬化はもちろん、動脈硬化に関連する疾患の情報を提供するサイト。学会、総会、シンポジウムなどの情報や、学会誌やガイドライン、刊行物の一覧などを確認できます。脂質異常症の治療に関するQ&Aや、「動脈硬化性疾患予防のための脂質異常症治療のエッセンス」という脂質異常症についてまとめたPDFも参照できます。

国立循環器病研究センター「循環器病情報サービス」
 http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/
 脂質異常症はもちろん、心臓病や脳卒中などの循環器病の症状や原因、予防や治療などの情報をまとめています。脂質異常症については、病気の概要、食事療法、運動療法、薬物療法などを詳細に説明し、治療目標値や妊娠・出産期の薬物療法に関するQ&Aも設けています。

スマート・ライフ・プロジェクト
 http://www.smartlife.go.jp
 厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課が運営する、健康で過ごすことを目的としたサイトです。運動習慣や食習慣、禁煙などに関する情報のほか、脂質異常についての解説や原因、食習慣で気を付けることなどもまとめています。メンバーとして会員登録すると、生活改善を呼びかけるポスターをダウンロードしたり、eラーニングツールを利用したりできるようになります。

全国健康保険協会(協会けんぽ)
 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/
 各種申請書類をダウンロードしたり、協会の各都道府県の支部を検索したりできます。保険証を使って治療を受けるときや高額な医療費を支払ったときなどのガイドも詳しく解説しています。また、健診の検査内容や料金、申し込み方法などを参照したり、高血圧や飲酒、メンタルヘルスなど、生活の中で気になる情報を定期的に発信したりしています。

交易財団法人長寿科学振興財団「健康長寿ネット」
 https://www.tyojyu.or.jp/net/index.html
 高齢期を前向きに生活するために必要な各種情報をまとめたサイトです。高齢期に患いやすい病気をまとめたり、取り組みたい運動や食事習慣を解説したりしています。介護保険や施設サービス、在宅介護などの制度やサービスについて調べることもできます。特集として、医師や識者が発信する情報なども紹介しています。

 これらのほか、主要な病院や地域間で連携する団体などが、脂質異常症をはじめとする各種病気に関する情報を発信しています。サイトごとに情報の内容は異なるので、自分にとって必要な情報をぜひ見つけられるようにしておくとよいでしょう。

脂質異常症 (10章-2) 社会保障で実施中の特定健康診査と特定保健指導

脂質異常症は生活習慣病の一種です。40~74歳の人は1年に1 度、特定健康診査を受診し、
生活改善が必要な場合は特定保健指導を受けることができます。

特定健康診断とは

 高齢になると体調を崩しやすくなったり、さまざまな病気を患うリスクも高まったりします。特に生活習慣病は40代あたりでかかりやすく、日本人の死亡原因の約6割を占めるといわれています。そこで、40歳から74歳までの人を対象に、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した健診を実施しています。これを「特定健康診査」と呼びます。

特定健康診査の審査項目

 出典:厚生労働省「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き」

 糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの病気を早期に発見し、早期治療に結びつけられるようにします。早期治療と生活習慣改善などにより、心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気に罹患するリスクを下げることが特定健診の目的です。

特定健診の内容

 特定健診では具体的にどんな検査を実施するのでしょうか。その内容は一般的な健診の検査項目と重複するものもあります。
 問診は特定健診でも実施します。問診票などに記入した体調や普段の生活習慣(飲酒や喫煙の習慣、過去の病歴など)を参考にし、医師が現在の健康状態などを調べます。体の異常を見つけるのはもちろん、見直すべき生活習慣などがあるかどうかなどが医師によって診断されます。
 視診、触診、聴打診のほか、身体測定では、身長、体重、腹囲を測定します。肥満度を示すBMI(Body Mass Index)も算出します。また、血液検査で中性脂肪やHDLコレステロール、LDLコレステロールといった脂質検査、GOT、GPT、γ-GTPといった肝機能検査も行い、循環器系の異常や肝機能の状態を調べます。空腹時血糖、ヘモグロビンA1cを測定し、糖尿病の有無を調べる血糖検査も実施します。そのほか、尿検査で尿糖や尿タンパクが見られるかなども調べます。
 特定健診ではこうした一般的な検査項目に加え、詳細な健診項目もあります。心電図検査では、心臓の動きを電気的な波形として可視化し、異常を読み取れるようにします。心臓にかかわる病気を早期発見するのに有効です。不整脈や狭心症などを調べることができます。眼底検査は、眼底カメラを使って瞳孔から網膜を撮影し、眼底の血圧を調べます。糖尿病による目の病気を早期発見できるほか、目の異常から動脈硬化の疑いなどを調べることもできます。貧血検査は、血液中の赤血球数、血色素量などを測定し、貧血などの有無を調べます。

特定保健指導でアドバイスも

 特定健診によって生活習慣病、もしくは生活習慣病の予備軍と診断されると、具体的にどのような治療や予防策を実施すべきかを検討する必要が出てきます。このとき役立つのが「特定保健指導」です。医師や保健師などが生活習慣改善のためのアドバイスをしたり、どんな生活習慣にすべきかといった具体的な目標などを定めたりします。個々の状況に応じて実施できる生活習慣を提案します。
 一般的には次の2通りの方法で対象者にアドバイスします。

 ■動機付け支援
 医師や保健師が、指導を受ける対象者と個人、もしくはグループで面接します。対象者のこれまでの生活習慣などを参考にし、見直すべき習慣と目標を具体的に決定します。こうして取り決めた生活を継続して送れるよう支援するのが、動機付け支援の主な目的です。取り組んだ結果は、半年後を目安に評価します。電話やメールなどを利用して通達するのが一般的です。

 ■積極的支援
 3カ月以上も継続して支援する取り組みです。動機付け支援に加え、電話やメールなどを使って定期的に支援するのが特徴です。対象者が目標に向かって適切な生活を送れるような支援策をアドバイスします。半年後に生活が改善したかどうかを評価します。